きっかけはドドイからの誕生日おめでとうのメッセージからでした。
もう10年以上前ですが、ジェネラルサントスに渡航して、約2ヶ月間滞在してマグロの輸出を勉強しました。
その時の結果は、残念ながら色々な人間が邪魔をして、最後には入荷できなくなるところまでなり、事業自体は中止になりました。
ただ、現地でみんなと過ごした日々はいい思い出となり、こちらで継続できなかったことの後ろめたさもあり、たまにフェイスブックに届いていたメッセージにも返信できずにいました。
ここ最近自分の仕事を含めて、生活もやっと人並みになって来ました。
そんな時に誕生日のメッセージが入ってきたので、懐かしさもあり
「ありがとう」
と返信したのが始まりでした。
PCのみでファイスブックをしていましたので、返信も1日遅れ、しびれを切らしたのかドドイからLINEのIDはないのか?ときました。
LINEのIDを伝えたら、2、3回メッセージをやりとりしたら、案の定、音声の連絡がありました。
相変わらず日本語はうまいので意思の疎通はでき、驚きのメッセージ。
「Mさん死んだ。」
驚きました。
現地で仕事や現地の人との付き合い方など色々と教えてもらった恩もあり、機会があればマグロの輸入も再開したいと考えていた手前、現地で亡くなったと言う訃報をもらうとは
正直、お線香をあげたいと思いました。
現地で亡くなって、多分残っている日本人はあと一人だし、どうなっているのかも知りたくなりました。
幸い今、勤めている会社の代表も行ってきてくださいとの言葉もいただきました。
そして、「マグロ事業も再開で・・・」
ここは経営者ですね。
しかし、行ける時間と機会が貰えれば、やるしかないでしょう。
と言うことで10年前の記憶を辿りながら、ジェネラルサントスへ行こう
まずは、飛行機を予約しないと
以前もマニラ空港で国内線に乗り継いでジェネラルサントスに行きました。
あわよくば、直行便がないかなと思いながら検索しましたが、やはり、直行便はありませんでした。
その代わり、セブパシフィックで行くと7万円ちょっとで行ける。
交通費はリーズナブルになっていました。
乗り換えも3時間ちょっと我慢すればそのまま行ける。
マニラでの1泊は、現地の様子がよくわからないので避けたいです。
その代わりジェネラルサントスに到着が朝の5時過ぎ・・・
迎えにきてくれるかな?
こんな朝早く・・・
現地に確認したら、2つ返事でOK、レンタカーだけ借りてくださいとのことなので、お金払うから借りといてと
ついでにホテルも予約をお願いしました。
セブパシフィックのサイトからホテルも予約しようとしましたが、場所もイマイチわからなかったので、頼みました。
いざ、出発
夜の9時半出発です。
日本を出るときは、あわてず行けると思っていました。
余裕こいて、仕事も行ったのが失敗。
持っていこうと思っていた小物類を忘れました。
大きな問題ではないのですが、ちょっと残念
空港についてチェックインだけ済ませ、(格安航空だとサービス悪いとよく聞きますがとっても親切でした)
天むすをお弁当がわりに買っていこうと思い、探して買いに行ったら
「ごめんなさい、ちょうど売り切れました」
て言われちゃいました。涙
とりあえず、歩いていたら「鈴波」があったので、少しの間和食が食べれないと思い奮発して食べちゃいました。
「美味しかった」
そうしているうちに時間はたち、出国手続き、入管かと思えばカメラで顔認証に変わっていました。
タバコを2カートン買って(まさかトラブルネタになるとは)、ゲートの方へ歩いて行き、確かタバコが吸える場所があったと記憶していた。
やっぱりあった、まだ乗り込めないのでそのままタバコ吸ってくつろいでいたらアナウンスが放送され、よくよく聞くと最終チェックインとか・・・
あれ、受付開始のアナウンス聞こえなかったよ。
慌てて飛行機に乗り込み、座席へ、キャビンアテンダーの一人が可愛い、喋りたいけど外人だし、おばちゃんのCAは愛想よく笑ってくれるけど、ねぇまぁ
マニラ空港到着
予習通り第3ターミナルに到着、10年経てば綺麗になっている
荷物の出てくるところも、まあ、待てる程度に遅いぐらい。
ベルトコンベアに荷物の下ろすところもモニターで確認できるようになってる。
現地のスタッフが荒っぽく荷物を降ろしてコンベアが止まる、何度か再起動ボタンを押しているところを見てなんか
「ああ、フィリピンだな」って微笑ましかった。
で、荷物もとったしどうしよう、とりあえず歩いていたスタッフらしき人に聞いたら入国しろと。
入国手続きも笑顔でクリアして、ターミナルの1階へ、前の人が柵を移動して荷物を渡していたのを見て、ガードマンらしき人に航空チケット見せたら、「そこから入って荷物を渡せ」とゼスチャーされたのでその通りに柵をどかして荷物を渡しに行ったら丁寧に受け付けてくれた。
これ、ふつうの人わかるのかな?
柵を戻して元の通路に戻り、飛行機の中で読んだパンフレット通り3階へ移動、綺麗なビルになっていました。
みんながゾロゾロ入って行くゲートで航空チケット見せたら奥の右だと。
歩いて行くとまた、荷物検査のゲートがあったので入って行くと、今度はベルトも靴も脱がなければ行けなくなった。
ゲート通過したら呼び止められて、リュックの中を検査された。
対応は丁寧だったから良かったけど、イマイチ言葉がわからん(笑)どうやら、タバコは1カートンまでらしい。
何度も「一人か?」と聞かれて「yes」と答えたらチェックインカウンターに行けと戻されてしまう。
そしてチェックインカウンターに行くと荷物預ける?と聞かれたので、タバコでひっかっかったと言ったら大丈夫そのまま行けって言ってくれた。
再度荷物検査へ、今度は違うレーンに並んでみよう、あら、通過できた(笑)
まあ、そんなもんでしょう。
次の乗換えゲートに向かって場所を確認。
さて、3時間も待たなければいけないので、タバコが吸いたい。
看板にはちょうど134ゲートにタバコのマークが、そそくさと向かったけど、どう見ても吸えるところがない。
看板の場所はコーヒーショップでさらにクローズ・・・
近くのスタッフらしい人に聞いたら外しか無いと
もう一回あの手続きをして外に出るのも面倒臭いのでがまんするしかないですね。
Wifiは必須と言うか、海外では命綱ですね。
3時間も待たなければいけないのなら、インターネットに繋げたい。
代表から貸してもらった現地用のwifiを何とか使えるようにしようと。
本体に「smart」って書いてある。
もらったプリペイドカードがあるので、smartカウンター?(丸テーブル1個)のところに行って使えるか聞いてみた。
プリペイドカードは期限切れとのことでガッカリ。
まあしょうがないので、この機械を使えるようにしたいと聞いたら、simカードを買ってチャージすればできると、じゃあ頂戴。
名古屋出るときに円をペソに変えといて良かった。
代金を1000ペソ札で払おうとしたらお釣りないって、そういえば昔もそうだった。
となりの食べ物売っている店ならお釣りがもらえるだろうとのことで、ツナの肉まんのようなものとホカッチャみたいなものを購入。
良かった、ちゃんとお釣りが貰えたので再度smartのお姉さんのところへ
で、よくわからないから使えるようにしてとお願いして、simカードのセットとチャージをしてもらいました。
お礼に、ホカッチャらしきものをプレゼント。喜んでくれた。
これで少しは時間が潰せそうだ。
LINEを繋いで数件メッセージを送って、やりとりしたらなんか安心した。
このご時世、インターネットさえつながればどこにいても、何とかなりますね。
乗り継ぎの飛行機もまあ、多少は遅れましたが乗り込めていざジェネラルサントスへ
早朝5時到着なので、迎えに来てくれていなかったらどうしようという不安を抱えながら・・・
ジェネラルサントスに到着
無事到着。
昔と変わっていない(何にも無い)
さらに、あのタラップまさか人力?
と思っていたら、期待を裏切らずにスタッフが手押しで飛行機につけてくれました。
微笑ましく迎えてくれた空港ですが、wifiが繋がるかどうかギリギリな感じ。
連絡取れるかなと不安に思いながら空港の外へ
タクシーとか呼び込みを避けながら駐車場の方を見に行くと
「Yさーん」とドドイが手を振ってる。
安堵感が押し寄せました。
ドライバーにジョエルもいる。
ほっとしたのでタバコ吸おうとしたら、「吸っちゃダメエリア」と怒られる。
えー、昔はそこらじゅうで吸っていたのに。
時代は変わったようです。
仕方なく車に乗り込み漁港へ、ああ、相変わらず空港警備はアーミー(軍人)で機関銃は標準装備なのね。
昔も今も変わりません(笑)
漁港へ向かう途中、タバコを吸う為止まってもらって、ふと思ったのですが、どうして漁港って世界共通で朝が早いのでしょうか?
日本だけじゃ無いんですね。朝早いの。
ジェネラルサントスフィッシュポート
漁港のゲートに入るときにマグロのでっかいモニュメントができていました。
そしてゲート手前でギンギンさんが出迎えてくれました。
もう、お約束の警備はショットガンです。
ほんとゲートのセキュリティは一撃必殺が多い地域です。
中に入って行くと、駐車場で長靴借りる為、事務所へ、何じゃこりゃ、マグロがド派手に装飾されている。
なんかの祭りに使用するのでしょうか、しかしここはなんでもマグロだな。
水揚げ場所に行くと、あぁ、ここも変わっていない。
時間が遅いせいもあり、終わりかけでマグロも少ないです。
ここからの輸出はカナダ、フロリダ、後ヨーロッパのどっかが買って行くそうです。
白人の外人がチェック棒をマグロにぶっ刺して「オッケー」とか大声あげていました。
あれやると、日本の市場では値が下がるからやめさせたいのに。
外人ノリいいなオイ、あっ、ここでは俺も外人だった。
やっぱりこの漁港はキハダマグロばかりだった。
漁船の設備の関係上、日本への生鮮での出荷は難しそうだな。
加工とかなら行けそうだけど。
ブースを一つ持っている人と挨拶して、明日早い時間にもう一度見にくるということで、漁港を出発。
マスゲンの事務所がまだ、あると教えてもらって驚きました。
Mさんは2年前に亡くなっていると聞いていた。
さらに一緒にいたYさんは事務方で仕事を取ってくるイメージがないので、もう解散してなくなっているものだと思っていました。
でも、そのYさんが事務所で待っているとのことで、事務所にGO!
おぉ、ここだ道中の周りはお店が増えて、景色が変わってしまっていたけど、事務所の門はそのままだ。
ジェネラルサントスの事務所に到着
クラクション鳴らして、中から誰かが開けるパターンも昔のままだ。
Yさんも出てきた。
流石にヨボヨボ感が出ていたけど、Yさんだ。
どうやらこの10年の間で2回ぐらい高血圧で倒れたそうで、ちょっと心配しちゃいます。
ここで確認できたのは、日本の昔取引していた市場の連絡先を教えてもらえたこと。
ダバオのWAKOも連絡が取れたこと、フィリピンからの輸出は日本側の登記簿等を登録すれば簡単にできるとのことで、必要なものをFAXしてもらうことになった。
とりあえずの足がかりはOK
そして、もう一つの重要なやる事としてのMさんのお墓まいり。
当時、マグロの輸出を全く知らない状態で現地に来て、たった2ヶ月ではありましたが、現地で色々と教えてもらいましたし、ここでの生活も良くしてもらいました。
その時は、うまく仕事は実現できませんでしたが、いつか再挑戦しようと思っていた時の訃報でした。
せめて、お墓参りはしたいと思い、今回渡航への第一歩を踏み出せたので。
お墓参り
前回来た時に、現地スタッフのクリスのお母さんの1回忌とのことで、一晩過ごした共同墓地と同じ場所でした。
本当に墓標がある。
掃除をして、持ってきたお線香とロウソクをつけようとしましたが風が強くて四苦八苦していたら、近くで工事していた人が外壁の破片を貸してくれて無事、風除けを作ってお参り。
現地の人も親切です。
お礼にタバコ渡しておいた(笑)
お墓参りを無事終え、Yさんを家に送っていこうということで、出発。
街中は人は増えましたね。
交通量も多い、昔は舗装している道路を「High Way」って言っていたけど、幹線道路はほとんど舗装されている。
まあ、脇道に入れば相変わらずの未舗装ですけど。
Yさんの家
この地域はどの家も、塀と策で囲まれている。
中から門を開けてもらい庭に入ると、なかなかおしゃれ、キノコの屋根がある。
この地方は湿気が少ないのか、日陰に入れば、そこそこ涼しい。日向は暑くて死にますけど。
ここの家が家賃3,000ペソと聞く、面白いのは5年払い続けると自分のものになるという。
あれ、月約6千円×12か月×5年、36万で平屋だけど家が買えるなんて、日本では考えられない!
本当に買えるか、一度調べてみたいですね。
ホテルにチェックイン
ロイヤルホテルを予約してくれたとのことで、向かいます。
そうだ、マネーチェンジにも寄ってとお願いして、ホテルに向かいます。
なんとなく、記憶の中であった、街に2つだけあった信号機のある交差点は、しっかり整備され、旗がはためいていました。
なんでも、もうすぐ祭りだそうです。
途中、ここがMさんの亡くなった病院って教えてもらい、結構立派な病院でした。
町中のマネーチェンジで交換してもらうと1万円で4650ペソ、すげ、前は3000ペソ前後だったのに。
為替は本当に不思議ですね。
ホテルに到着、あれ、前来た時の見覚えが・・・、
やっぱり、10年前にとまったホテルだ。
なんか、感慨深い。
スタッフの人がみんな綺麗になってる。(本当にすいません)
部屋に案内されてはいってみると、変わっていない。
でも、トイレがきれいになって、シャワーがちゃんとお湯がでる。
これはありがたい。
で、タバコが吸いたいから、案内してもらったら、敷地から出て隣の駐車場( ;∀;)
一応、テント付き。まあ、しょうがないですね。
一服して、ほぼ徹夜でしたので、3時間ぐらい休憩して、夕飯に迎えに来てもらうようにしました。
とりあえず、ちょっと仮眠。
夕飯を食べよう
仮眠が取れて、頭すっきり、で夕飯に行きましょう。
「いいよ、好きなもの食べて」
と言ったら、焼肉に行こうとのことで、ショッピングモールに連れてってくれました。
結構大きく、きれいだ。
相変わらず、ショッピングモールに入るときは鞄の中身を見せて、ボディチェックされるのは変わりません。
店内はきれいで、子供たちがはしゃいでる。
焼肉屋さんかと思ったら、店の外のテーブルで食べることに。
後でわかったのですが、お客さんが一杯で、肉の焼けるテーブルだと5組ぐらい後になるとか、まあ、待つよりはいいかと。
食事はバイキング形式でした。
まあ、彼らにとってごちそうならいいか。
と思い料理を取りに行ったら、不思議な日本食が並んでいました。
チーズがかかった巻きずし、とりあえずとってみましたね。
あと、刺身が並んでる。
取った後でここで、生もの食べて大丈夫か?
と不安になりましたが、戻すわけにもいかず、食べました。(大丈夫でした)
後、お約束のレチョン。豚の丸焼きした後の角切り。
ここのは皮の部分が骨のように硬くて歯が折れるかと思いました。
味は結構おいしいんですが、どうにも硬い。
一緒に来た2人はおいしそうにガリガリ食べていました。
硬くないのか?
いつもは、ご飯とそこらへんに生えている野菜が食事っていうから、もう好きなだけ食べな。
ってジョエル、何回おかず取りに行くんだよって突っ込みたくなるぐらい食っていました。
就寝
食事も済んで、明日は4時起き( ;∀;)、帰って寝ましょうとなりました。
ホテル帰って、次の日ダバオ市に移動するから、結局荷物もまとめて、寝る準備万端。
近くにセブンイレブンがあったから、コーヒー飲もう。
タバコとコーヒーの組み合わせは至福の時です。
月夜はきれいだし。
・・・
寝れない!
部屋に入ってベットで寝転んでも、なんでだろう・・・あっ
セブンイレブンで買ったコーヒーが美味しくて、Lサイズにしたんだ。
いつもコーヒーぐらいで眠れなくならないのですが、それ以外に原因が考えられず。
ほぼ徹夜で渡航して、そこら中移動しまっくた1日なので、速攻で寝たいのですが。
仕方なく、喫煙場所へ、ガードマンに笑顔であいさつしながら、一服。
明日、朝早いのになー
ジェネラルサントス、2日目
無事、朝起きれました。
身支度してタバコ吸いに行こうとしたら、迎えに来た(;^ω^)
煙草を吸うのをあきらめて、出口にあるセブンイレブンでみんなのコーヒー買って漁港へGO
途中、マスゲンの事務所に寄ってギンギンさんと合流し、漁港へ
あれ?今日は長靴はかなくていいの?と思いながらそのまま、水揚げ場へ
昨日の夜もそうでしたが、風が強かった。
そして今朝も海が荒れているので、あまり船が帰ってきていないとのこと。
えー、早起きしたのに。。。
自然が相手ですと仕方がありません。
そーいえば昔、居たときは、船が入るといわれてから、2日ぐらい待たされたことを思い出しました。
しかたなく、水揚げされている魚を見たら、カツオも上がっていました。
何かできないかなと思いながら、ホテルに帰ります。
ホテルでチェックアウト
ホテルに帰ってきて朝食です。みんなも食べていないとのことで、追加してもらって一緒に食事。
ここでもみんながっつり食べます。(笑)
朝から健康的だね。
荷物を部屋から出してきて、チェックアウト、明後日また泊ると予約だけ入れて、ダバオに向かいます。
ダバオの道中
道が広くなりました。
幹線道路なのですが、大体片側3車線で舗装されています。しかも、ほぼまっすぐ。
ここだけ見れば、なんかすごいです。
しかも一番右は(日本と逆の交通ルールなので)トゥクトゥクとか自転車、真ん中がトラックとか遅い車、一番センターライン寄りが速い車とちゃんと分かれて走っています。
町中より安全じゃないか?と思うぐらいです。
が、突然フルブレーキ。
片側3車線が1車線に看板でふさがれている。
看板をよく読むとスクールゾーン。
ああ、学校の前なのね。
どんなに荒っぽい運転していた車でも、徐行する姿は、ほほえましかったです。
その後また調子よく走っていると、減速・・・学校かなと思っていましたら、軍の検問。
おぉ、装甲車付きだよ。
いたるところに検問があって機関銃は見慣れましたが、さすがに装甲車はビビります。
写真撮ったら撃たれるかななんて、ビビりながら撮りました。
軍人さんは笑顔で挨拶してくれるのですけど、機関銃首からぶら下がっている。
さすがにビビってカメラは向けられませんでした。
しかし、景色はきれいです。
ヤシの実畑がずーっと続いている。
山頂の途中のドライブインもまだあった。
でも、舗装途中だった道は全部舗装されていたが、逆にコンクリートが割れて穴が開いていた。
逆に危なくない?
ダバオ漁港
どこかで見た記憶があるような道を曲がって、細い路地を進む、ああ、なんとなく懐かしい。
その先にはゲートがあった。
昔のまんまだ。
ダバオ漁港に到着。
ワコーさんの場所も変わっていない・・・?
水揚げ場の外にあった事務所は、なんか、別の看板になっているような。
ゲートをくぐってチェック場所に入ったら、段ボールの積み場所が増築されて事務所になっていた。
とりあえず、スタッフとあいさつして、昔の写真を見せたらやっと思い出したようだ。
息子さんがもうすぐ帰ってくるとのことで、とりあえず、待つ。
アビュンはいない?
と聞いたら、今日は船が来ないから休み、たぶん家にいるとのこと。
残念。
言葉はお互いしゃべれませんでしたが、以前滞在中家にも行って一緒にご飯を食べたり、スポーツジムに連れていかれて、なぜかダンベル持ち上げさせられたりして遊んでいたので、会いたかった。
あぁ、やっと息子さんが来た、少し太ったね。
昔はイケメンだったけど、ちょっとハクがついたかな?
腕にタトゥーとか入れちゃってるし。
でも、話し方は優しかった。
僕の事は覚えてなかったみたいだけど、
「値段はお父さんしか決めれないけど、取引はOKです」
と言ってくれた。
また、社長はマニラに行って、今日はいないと言っていましたが明日事務所にくることがわかり、明日もう一度来社する約束をして漁港を離れました。
ダバオ市街
ダバオに来ましたので、市街もチェックしたいとのことで巡回します。
ドテルデ大統領の出身地でもあるダバオですから、発展しているだろうなと思っていたら、想像以上でした。高層マンションがたくさん建設されている。
高級そうなホテルもできてる。
すげーなー、でも高級マンションのすぐ横の住宅が昔ながらの住宅街。
このごちゃ混ぜ感がすごいですね。
で宿泊先に向かいます。
ちょっと遊びたいなーとも思っていたのですが、ドドイの予約したホテル?モーテルが4人一部屋・・・
ロビーとか綺麗でしたが、一人一部屋でいいよって言ってるのに、もったいないからって。
とりあえず、軽く食事をするとのことで、ラーメンを頼んでくれたみたいで、タバコを吸いに
相変わらず、スモーキングエリアは外。
おぉ、日本ではまず見なくなったコンクリートの土管がベンチだ。
なんか1周回ってへんにテンションが上がりました。
タバコから帰ってきて、みんなで食事、ラーメン?なんか中華風あんかけうどんみたい+トースト・・・まあ、外国ですから。
食べれない味じゃないし、スープとパンって考えれば、変でもないし。
食事を終えたら、いざ部屋へ。
ロビーから外に回って、見えてきました。
ちょっとおしゃれなコテージっぽい。
あれ、みんな一緒の入り口に入っていくよ。そう4人一部屋を借りたそうな。
リビングにベット2つの部屋が2個、真ん中にシャワーとトイレ。
まあ、別にいいけど、これで夜の遊びはなしに決定。
ショッピングモールへ
少し休憩をしてから、食事がてらショッピングモールをチェックしに行きます。
ホテル?から少し離れたところにある、できたてのショッピングモール。
向かいには高層マンションが建設中。
ちょうどどんなものか見れるとのことでそこに行きました。
駐車場も立体でたくさん車が止まってる。生活レベル上がってるね。
ショッピングモールに入ってみると帽子屋にあったマネキンが着ているTシャツがナルトって、こんなところにJAPANパワーが(笑)
通路に見つけただけで、戸建てとマンションのブースが3つ、建設ラッシュですね。
買っている人は香港人と、台湾人が多いそうだ。(中国人とは言わないのね)
1つのブースでお姉さんと話したら、2棟中1棟は完売。
2棟目も残りわずかですってパンフレットをもらった。
2階から見えるとのことで、上に上がって建設中のマンションを見てみた。
きれいに出来てる。
しかも、もう、夜の8時過ぎでも建設現場が動いてる(;゚Д゚)
あのフィリピンの人が夜まで働いてる(すいません偏見です)
建設現場はどこも突貫工事でやってるとのこと。すごいなー
ショッピングモールでそのまま食事に。
「ここにもあるよ」とのことで昨日行った日本食の店に行こうとするので、やめてもらいました。
ここまで来て、わざわざ変な日本食は食べたくない。
近くにあったステーキ屋に入る。
そういえば、みんな豚肉と鶏肉は好きなのに牛肉は食べるのかな?と思いながら、店に入りました。
結構おしゃれなつくりでした。
案の定みんなは豚肉のメニューを頼んでいました。
ステーキはどんなものかと頼んでみて、ついミデアムレアって頼んじゃいました。
頼んだ後で、肉、生に近いの大丈夫か?と注文した後で不安になりました。
でも、不安はすぐに解消(笑)
薄めの肉で鉄板がちんちん(名古屋弁ですごく熱い)すぐに焦げてくれました( ;∀;)
(ミデアムって言っただろー!!)
ステーキソースは有名なA1が出てきました。
これあんまり好きじゃないだけどなと思いながら使ったら、けっこうおいしい!
ちょい焦げぐらいの硬めの肉にはとっても合うことがわかりました。
食事をしてさあ帰宅です。
喫煙所でタバコを吸っているうちに、車を廻してもらってホテルへ
明日も漁港だから早く寝ましょうってはずが、帰る途中で酒買ってやんの。
まあ、くつろいでくれ
再びダバオ漁港
再度ダバオ漁港、ワコーの社長も来ました。
少し、よぼよぼ感が出てる。
聞けば高血圧で倒れたとか。
それから少し体が不自由になったとか。ご自愛ください。
マグロの話はOKをもらい後は値段交渉。
もう少し安くしないと難しいな。
仕事の話が終わると女性の話で大盛り上がり。
この人、相変わらず女好きだった。
まあ、なごめたのでよしとしよう
ここで帰ってしまうと次いつ来るかわからないので、どうしてもアビュンの顔は見ておきたいと
ジェネラルサントスへの帰りに、街の人に道を聞きながら、なんとかアビュンの家、発見。
ちょっと笑ったのは、家を探すときに通行人に聞いたとき
「アビュン?さー誰だ?」
「タトゥ入ったマッチョな奴」
「あー、あそこの家だよ」
名前より風貌かいっ!てつっこみが入れたかったが、わかってよかった。
10年ぶりに会う。
うれしいねー、孫紹介してくれた。
ハンモッグつったところが、竹でできたコテージにグレードアップしていた。
また、来いよと言う約束は果たせた♪
ジェネラルサントスへ戻ろう
さあ、ジェネラルサントスへ帰ろうとのことで走り出す。
来た道帰るので、まあ、のほほんとしていたらドドイから直接もう一つの街を見に行こうと提案される
一回かえって戻ると時間がかかるとのことで、じゃあ、そのまま行こうって進路変更。
途中ご飯を食べて、どんどん走る。
ジェネラルサントスより時間かかってなくね?
街らしいところで、給油。
そのまま山を上がっていくとDOLEの最大の工場が見えてきた。
ここは毎日仕事がある。
っていうけど。何しに来たここ?って聞いたら黙っちゃった。
戻って目的地に行こう。
途中疲れたのか、頭が痛くなってきた。
みんなを心配させたくないので我慢していたら、ドライブイン?に入って手招きする。
いきなりパイナップルをおばちゃんが切り始めて、棒ぶっさして引っこ抜けと。
あら、パイナップルスティック。
おおーと感心しながら食べたらおいしい。
ギンギンさんが持ってくれてるパイナップルからはぼたぼた、果汁がこぼれてる。
パイナップルって本来、こんなにみずみずしいのですね。
おいしくいただいてさあ、出発。
気がついたら、頭痛が治っている。
ビタミンCが効いたか?
勝手にそう思って、ひたすら直線道路を進みます。
コロダナル
ジェネラルサントスから内陸に2時間ほど走ったところにある都市です。
近くにdoleの最大の工場が有ります。
このおかげで、常に仕事があるようで、人も沢山います。
元々は農場が多いのですが徐々に産業化され、大型のショッピングモールも出来てきています。
行政施設の近くにリチャードがいるとのことで、電話をしましたが、繋がりませんでした。
その近くで、車を止めて歩いて行くとドドイが考えているアパートがあるとのことで、大家さんがいたので見学させてもらいました。
1家族用とのことで1部屋に流しが付いて、シャワー室とトイレ付きで1ヶ月3000ペソ、エアコンと水道は自分で引かないといけないそうです。
2階建の8室外観はオシャレですね。
日本で言うワンルームマンションって感じです。
農場がFOR SALE となっていました。いくらぐらいするのだろう。
また、街中の学校の裏の道を走って行くと、日本で言う建売のエリアが有りました。
どんどん、住宅街になって行くんだなと感じます。
一通り見ましたので、帰ろう
住宅の中にコンクリートブロックを作っている人を発見、結構いろんなところでブロックを作っている。
アルバイトになるそうだ。
これも仕組み化できないかな
来た道を帰ります。
本当に真っ直ぐな道です。
いくつか検問で減速しながら、走っています。
途中でいきなり止まる。
どうやらドドイの弟を乗せて行くと、はじめ顔を見てもわからなかった、
昔、社員全員の写真を撮っていたのでその中から探したらいた!
あぁ若いって笑っていたら・・・
帽子を取って・・・あら、ハゲ
写真は髪の毛がフサフサだったのに、今ではしっかり無くなっている(汗)
DNAすげーって車内は大笑い。
この車ハゲしか乗ってねー
楽しいドライブも終わりに近づきジェネラルサントスの入り口まで近づいてきたら、警察のトップを紹介すると言って、検問の横に車を止めた。
コンテナを改造した事務所から、迷彩服きた人が出てきて紹介してくれた。
挨拶がてら、「英語話せる?」って聞かれたので
「少し」って答えたら苦笑いされた
今度食事に行こうって誘われて、検問スルー。
夕方の渋滞の時だから助かった。
ホテルにチェックイン
無事ジェネラルサントスに帰ってきて、ホテルにチェックイン。
ギンギンさんが明日仕事と言うことでここでお別れ.
付き合ってくれたので、少しの気持ち(お金)を渡して送り出した。
ドドイたちが戻ってくるまで部屋で少し休憩、日も暮れた頃ギンギンさんを送って戻ってきたので食事に行こうとショッピングモールへ
ピザ食べれる?とのことでピザハットへ、おお、ここにもピザハットがある。
ウェイターのお兄ちゃんが
「ありがとうございます」
って日本語で喋ったので、日本語話せるの?って聞いたら勉強中とのこと。
昔は「しゃちょっさん」としか声かけられなかったのに、日本語を勉強してくれてるってことにちょっと嬉しく思いました。
ピザハットのメニューは日本とよく似たもので、美味しかった。
食事もしたし帰るかなと思ったらドドイが何か騒ぎ始め、どうやら違うショッピングモールに奥さんと子供がいるから「迎えに行っていいか?」と
良いよと言うことで違うショッピングモールへ
いつも奥さん怖いって言っていたので、興味津々でしたが、あら、可愛い奥さん、娘さんも可愛い
釣竿のおもちゃで遊んでいるところなんて世界どこも一緒だなと思っていしまいました。
先にホテルで降ろしてもらい。
みんなとはさようなら。
オチはあった。
短期間で2回目ともなると、慣れたもので、部屋でくつろいだ後、セブンイレブン行って、コーヒー買って喫煙所に
あら、猫がいる、暗闇の地面にロープも転がってる。
なんの気なしにタバコを吸い終わって、戻ろうとした時、よくよく考えたらあんなところにロープ落ちてなかったよな・・・
目を凝らして、よく見ると片方のロープの端が三角になってるじゃ有りませんか。げっ蛇。
そそくさとホテルに逃げていき、玄関のガードマンに蛇がいるって教えたら、いきなり無線で話し始め
「あなたは部屋に戻って」って
なんか大ごとになってきた。
野次馬根性が出たのか部屋に携帯を取りに戻って、喫煙所に小走り戻っていきました。
予想以上に大ごとになっていた。
数人のガードマンで蛇を相手に大捕物をしていた。
つい、動画撮っちゃいました(笑)
この国は女性の方が強いのかな?
蛇の頭押さえて捉える役は、なぜか女性。
袋に入れようとしましたが、大きかったので2人で持ったまま、建物の中に持っていきました。
明日の朝食の材料か?(嘘です)
ネタができたところで、部屋に戻りぐっすり眠れました。
無事、帰国
さあ、帰国です。
ホテルをチェックアウトして、ドドイに迎えに来てもらい、空港へ出発。
昨日の夜に蛇が出たと言うことで、写真を見せたら
「ちっちゃいね」だって。
おい、南国は言うことが違うな
空港に到着、ちょっと早いからお茶飲みたいけど、荷物置いておくの怖いから先にチェックインだけしよう
空港で荷物検査してチェックインカウンターへ、
あれ荷物検査したら空港から出れないのでは?
と不安がよぎったのですが、荷物預けて航空チケットもらってから、入り口に戻って、
「外でていい?」って聞いたら
「いいよ」だって、
緩いな、おい。
じゃあと言うことで外に出て、タバコ吸えるとこ探して、送ってくれた2人にジュース買って、喫煙所でくつろぐ。
喫煙所って言っても、空き缶が灰皿なのですが。
まあ、吸えればいいですどんなとこでも。(笑)
時間が来たので戻る途中、機関銃机に置いて食事している空港警察の人がいたから、機関銃写真撮っていいか聞いてもらった。
ダメって言われた。
でもこれならいいって、並んで撮ってくれた。
警備中は写真撮ろうとしたら、怒られたのですが、いい人でよかった。
最後にいい記念ができた。
そして空港の中に、待機場所で待っていました。
相変わらず飛行機遅れるとのアナウンス。
日本ぐらいでしょうね時間通りに飛ぶの。
乗り継ぎに間に合ってくれよと願いながら、到着した飛行機に乗ってマニラへ
マニラ空港
来た通りに又、1階から出て3階へ。
帰りは荷物は触らなくてもそのまま載せ替えてくれると、行きはどうしてやってくれなかったのだろう・・・
3階に上がって、来た時の入り口に入ろうとしたら国際線は向こうだと言われる。
たしかに、そりゃそうだ。
イミグレーションを通過して、おおデューティーフリーのショップがある。
しかし、ブランド物とかあまり興味がないので、スルー。それより喫煙。
看板にタバコのマークとコーヒーショップの絵があったから、昼間の営業中なら大丈夫だろうと、足早に移動。あった、吸える♩
飲み物とサンドイッチ買って、喫煙ルームに。落ち着きます。
時間となり、日本へ。
滑走路に出てから随分待たされたけど、飛びったってくれました。
日本に無事到着
無事、日本に帰ってきました。
帰ってきて実感したことは、安全に対しての安堵感。
ジェネラルサントスも昔に比べたら、断然安全になっていましたが、日本と比べれるのレベルじゃありませんね。
自分でも知らず知らずに周りを警戒していたのでしょうね。
帰ってきた後の安堵感が半端なくきました。
いやー、やっぱり日本最高!
後は現地のみんなの仕事を作れればいいな。